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竹田薪能とは

大分県と熊本県の県境に位置する、大分県竹田。

第五代岡藩藩主・中川久通公は、元禄15年、岡城の北、稲葉川対岸にお茶屋を建設。そこから見える絶壁に大きな三日月を彫らせ、自分の月と遥か後方の高所、城の月見櫓を眺め、能を楽しんだ。幕末とともに、主を失った三日月は市民の手で昭和59年『元禄三日月観月祭』として灯火を宿し、その翌年、喜多流能楽師塩津哲生先生によって、三日月岩の前で舞われる『竹田薪能』が再現された。以来30年以上『竹田薪能』は受け継げれ、竹田に息づいている。

竹田薪能の目的

300年にも上る歴史のストーリー、大自然に囲まれた水上舞台、三日月岩に灯された篝火。世界に誇れる壮大な環境の中、そこで演じられる『薪能』を域内、域外に発信すると共に、地域の新しいアイデンティティの醸成、ひいては地域の活性化を図る。

コンセプト

雄大な自然の中に浮かび上がる能舞台は、観る者を自然と幽玄の世界へ誘う。揺れる篝火を水の揺らめきの中で、伝統を写す能の姿と水面に映る能の姿に引き込まれ、過去と現在、幻想と現実が交差する。自分の存在が舞と囃子を通して自然に同化するような錯覚に陥る。

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